Adsorbents
合成吸着剤
製品一覧
ピュロライトの合成吸着剤は、母体ポリマーの素材や細孔構造について豊富な製品群を用意しており、あらゆる産業用途に最適な吸着剤を選択することができます。食品製造における脱色工程や不純物の除去、医薬品や抗生物質製造における精製工程、抽出液から有価物を吸着する回収・濃縮工程、ガス中不純物の除去、酵素の分離や精製など、あらゆる用途に使用されています。

合成吸着剤
エコラボのポリマー系吸着樹脂(合成吸着剤)は、特定の細孔構造、ポリマー化学特性、および高い比表面積を持つ合成球状ビーズであり、水溶液中の標的分子の精製や選択的抽出に使用されます。他の吸着技術とは異なり、エコラボの吸着剤は、化合物を効果的に抽出するために有毒な溶媒や高コストな蒸留・沈殿工程を必要としないため、安全かつ効率的です。
最大の吸着性能を得るためには、ポリマー系吸着樹脂は高い内部表面積と高い気孔率(多孔性)を持ち、細孔径分布が適切に制御されている必要があります。細孔が小さい吸着樹脂は比表面積が大きくなりますが、吸着を行うためには、分子がビーズ内部に侵入できるだけの十分な細孔径が必要です。吸着効率を決定する要因には、化学的相互作用、溶解性、分子サイズ、重量、吸着容量などがあります。
吸着樹脂用のポリマーマトリックス(母材)には、芳香族ポリスチレン系やポリジビニルベンゼン系、芳香族ハロゲン化ポリスチレン/ジビニルベンゼン系、脂肪族メタクリレート系など、様々な種類があります。各ポリマーマトリックスは独自の物理的特性を備えており、これらは吸着樹脂を選定する上で重要な要素となります。
エコラボは、Macronet™(マクロネット)とPuroSorb™(ピュロソーブ)という2つの吸着剤シリーズを展開しています。これらの製品ラインは、マトリックス、気孔率、吸着容量、細孔径のバリエーションが豊富であり、多様な産業用途に最適です。
当社の合成吸着剤の一般的な粒径範囲は300~1,200 µm、均一係数は1.6未満であり、これは多くの産業規模の操業に理想的な仕様です。より微細な粒径の吸着剤は、精密な分離・精製用途(Chromalite™逆相クロマトグラフィー用樹脂など)に使用されます。
合成吸着剤PuroSorb PAD及びMacronet MNは、食品衛生法の規定に基づき、「食品、添加物等の規格基準(第3 器具及び容器包装、D 器具若しく容器包装又はこれらの原材料の材質別規格、2 合成樹脂製の器具又は容器包装)」にかかわる材質試験・溶出試験において、規格に適合(ただしMN500/502の場合は「食品、添加物等の規格基準(第2 添加物 D 成分規格・保存基準各条 イオン交換樹脂」にかかわる試験において、規格に適合)しています。
吸着樹脂の主な用途:
- 柑橘類果汁の脱苦味
- トウモロコシ由来甘味料の精製
- 酵素の固定化
- ガスおよび有機蒸気の吸着
- 無機塩の分離
- 有機汚染物質の除去
- パツリンの除去
- 医薬品用途
- ポリフェノールの除去
- 抗酸化物質の抽出
PuroSorb PADおよびMacronet MNの物性一覧表
PuroSorbとMacronetの典型的な物性
| 吸着剤 | 母体ポリマー | 最頻度 細孔径(A) 以上 | 細孔容量 (mL/g) 以上 | 比表面積 (m2/g) 以上 | 水分含有率 (%) 以上 | 用途、その他 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| PAD400 | ポリビニルベンゼン (疎水性・芳香族) | 360 | 1.0 | 700 | 47-55 | 脱色、ポリフェノール抽出 抗生物質(マクロライド・ペプチド)の抽出 |
| PAD500 | 110 | 1.5 | 800 | 63-69 | アントシアニン回収 パツリン除去 抗生物質の抽出 | |
| PAD600 | 90 | 1.3 | 850 | 56-64 | 抗生物質(ベータラクタム)の抽出、カテキン分離抽出 | |
| PAD900 | 220 | 1.9 | 850 | 67-73 | ポリフェノール抽出、ジュースの苦み除去、食品・飲料の風味成分の抽出、殺虫成分の除去、クルクミン精製 | |
| PAD950 | ポリメタクリル (親水性) | 120 | 0.6 | 450 | 65-71 | ジュースの苦み除去、アントシアニン抽出、テルペンやカロテノイドの除去、クルクミン精製 |
| MN202 | ポリスチレン – ジビニルベンゼン架橋 (無官能基) | 220/15* | 0.3 | 950 | 50-60 | ピリジンやフェノールの吸着 ベンゼンや殺虫成分の除去 揮発性有機化合物(VOCs)抽出 |
| MN102 | ポリスチレン – ジビニルベンゼン架橋 (弱塩基性アニオン官能基付き) | 350/15* | 0.4 | 800 | 50-60 (Cl–) | NaOHで再生可能な0.1-0.2 meq/mLの弱塩基性アニオン交換容量(遊離塩基形)を有する。 ジュース・ビール・甘味料の脱色や苦み除去、パツリン除去 |
| MN502 | ポリスチレン – ジビニルベンゼン架橋 (強酸性カチオン官能基付き) | 650/15* | 0.3 | 660 | 55-60 (H+) | 0.8 meq/mLの強酸性カチオン交換容量(H形)を有する。 味の改善や臭い除去 殺虫成分の除去 |
*液相・気相が移動可能なマクロポアサイズ/ミクロポアサイズ