東京 – 2025年6月18日 – イオン交換樹脂および分離剤の総合専業メーカーである米ピュロライト社(日本法人:ピュロライト株式会社、社長:太安文夫、本社:東京都中央区)は、抗体製造プロセスにおけるコスト削減と工程の最適化を実現する革新的な新しい樹脂の発売を発表しました。Purolite™ AP+50は、50μmの粒子径を持つアフィニティークロマトグラフィー樹脂で、AP樹脂プラットフォームで最も高い動的結合容量があり、モノクローナル抗体の精製に優れた耐久性を示します。また、エコラボの特許取得済みJetted樹脂ビード製造技術を採用しており、ロット間の一貫性やリードタイムの短縮が可能となっています。バイオ医薬品企業や医薬品開発製造受託機関(CDMO)が取り組んでいる複雑な精製課題の解決を支援するため、エコラボの堅牢なPurolite樹脂アフィニティーツールボックスに新しく加わりました。
「プロセスでの純度を維持しながら経済性を効果的に高める手法は樹脂精製のゴールドスタンダードです。製薬会社やバイオテクノロジー企業はコスト削減と事業継続性の向上を目指しており、製造の加速とリスク回避を実現する革新的なソリューションを求めています」と、エコラボバイオプロセシングのシニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのMeeta Gulyaniは述べています。「当社の樹脂は、お客様の製品開発プラットフォームの改善や次世代製造プロセスの導入を支援し、さらにコスト削減やサプライチェーン強化を可能にするデュアルソーシング戦略の向上に貢献するように設計されています。」
Purolite AP+50樹脂は、最近発売された、長期間の耐用向けPurolite DurA Cycle™ A50や、抗体断片複合体などを標的とするPurolite 70 CH1を含むエコラボの精製樹脂のラインアップに追加されます。これらの樹脂は、開発後期フェーズにおける大規模製造で重要な、プロセス強化戦略と生産コスト低減を支援します。
エコラボの最新イノベーションは2025年6月16日から19日に米国マサチューセッツ州ボストンで開催される2025 BIO International Conventionで正式に発表されます。会場のエコラボブース(#1971)、または6月17日(火)午後2時40分(米国東部標準時)にBPI Theatreで行われるテクニカルプレゼンテーションでPurolite AP+50樹脂の詳細をご確認いただけます。
このエコラボの最新の樹脂の発表は、米国ペンシルベニア州キング・オブ・プルシアのバイオプロセシングアプリケーションズラボの新設に続くものです。英国拠点の既存施設を補完するこの新ラボが加わることで両大陸をカバーし、増加する世界中のお客様の需要に対応して、樹脂のスクリーニングやアプリケーション開発を含む技術サポートを提供可能となります。
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プレスリリースの原文は弊社本社サイト[英語]をご確認ください。