東京 – 2025年5月16日 – イオン交換樹脂および分離剤の総合専業メーカーである米ピュロライト社(日本法人:ピュロライト株式会社、社長:太安文夫、本社:東京都中央区)は、米国ペンシルベニア州キング・オブ・プルシアにバイオプロセシングアプリケーションズラボラトリーの開設を発表しました。この新施設は、バイオ医薬品の精製に関連するアプリケーションおよびプロセス開発に携わっている顧客を支援することを目的としており、様々な規模のバイオ医薬品企業や製造受託機関に幅広い技術支援を提供可能です。この新しい開発拠点は、米国東部の大手製薬企業が集まる地域に位置し、バイオプロセシングイノベーションの中心として適した場所にあります。
このラボには、ハイスループットプロセス開発ツールや製造規模のクロマトグラフィーカラムが設置されており、バイオ医薬品企業はプロセス開発のためのターンキーサポートを受けることができます。医薬品開発サイクルの初期段階から後期段階、商業化に至るまでに検討される製造コスト削減や規制対応へのサポートに向けた代替樹脂の特性評価などに、このアプリケーションズラボを活用することができます。
「当社の新しいバイオプロセシングアプリケーションズラボは、世界中のお客様と包括的な技術パートナーとなり得ることに向けた重要なマイルストーンです」と、エコラボライフサイエンスの研究開発担当バイスプレジデントであるJennifer Sorrells博士は述べています。「この施設は、エコラボ社の革新的な樹脂ツールボックスと深い専門知識を組み合わせることで精製プロセスを最適化し、最高水準のバイオプロセシングソリューションを提供する、という私たちのコミットメントを示すものです。お客様が命を救う治療法を市場に迅速に届けることを、私たちは全力で支援いたします。」
この新しいラボは、既存の英国ウェールズにある欧州アプリケーションズR&Dラボを補完する施設となります。バイオ医薬品企業や製造受託機関は、アプリケーションラボを活用し、生産効率の向上のためのライフサイクル試験などに取り組んでいます。このラボでは、生データやベンチレベルの作業へのアクセスを提供しており、透明性とコラボレーションを実現しています。また、数週間以内に研究を開始して結果を提供できることにより、顧客の医薬品の開発時間や上市までの期間の短縮に貢献しています。
この新しいラボは、エコラボ社が推進しているEcolab Life Sciences The Pharma Center of Excellenceの一部です。この数百万米ドル規模の投資には、インタラクティブな学習スペースであるThe Xchange customer experience centerやAPI & Excipient Manufacturing facilityも含まれています。Bioprocessing Applications Laboratoryについて詳しくははこちら[英語]をご覧ください。
プレスリリースの原文は弊社本社サイト[英語]をご確認ください。