宇宙から撮影された地球の表面には、青い海と緑や茶色の陸地が、白い雲に覆われている様子が伺えます。漆黒の宇宙空間に美しく映える地球が、そこに棲むすべての生物にとってかけがえのない存在であることを、改めて認識させてくれます。 Read more
意外と知らない
意外と知らない●強塩基性アニオン交換樹脂のイオン形変化に伴う体積と色の変化
液体のイオン類を交換するのがイオン交換樹脂の最大の役割ですが、イオン交換樹脂そのものは、あらかじめ液中のイオンと交換して放出するイオンを保持しています。これをイオン交換樹脂の「イオン形(ionic form)」と言います。 Read more
意外と知らない●イオン交換樹脂の性能指標と試験方法
イオン交換樹脂は液体中のイオンを交換しますが、この性能を表す指標は交換容量をはじめとして特徴的な専門用語で表されます。今回は主な指標の測定法・分析手法について紹介します。 Read more
意外と知らない●イオン交換樹脂の再生利用
イオン交換樹脂は再生することで繰り返し使用できます
再生
イオン交換樹脂の最大の特徴は、一度交換して捕捉したイオンを放出させて、交換する前のイオンに再び戻せることです。これを「再生」と言い、再生することで一度使用したイオン交換樹脂は繰り返し使用できます。
純水製造用途では、塩酸や水酸化ナトリウム水溶液等の酸・アルカリ溶液が再生溶液として用いられ、その濃度は一般的に数%以上の高濃度溶液を使います。一方、軟水器向けの陽イオン交換樹脂は、高濃度の塩水(NaCl溶液)で再生します。 Read more
意外と知らない●キレート樹脂の特徴と応用分野
キレート作用とキレート樹脂
「キレート作用」とは、特異的なイオン交換基を有する分子が、水溶液の金属イオンと強固に結合する現象を言います。
金属と結合する分子を配位子と言い、2つの配位子が金属イオンと結合する様子が、カニがハサミで何かをつかむ様子に似ていることから、カニのハサミを意味するラテン語“Chela”を語源とした言葉です。キレート作用をもつイオン交換基を、母材となる多孔性高分子(直径約0.3~1.4mmの粒径を持つ、ほぼ球状の粒子(ビード))に固定したものを、一般的に「キレート樹脂」と言います。 Read more
意外と知らない●砂糖を作るために活躍するイオン交換樹脂
砂糖を作るために活躍するイオン交換樹脂
身の回りの食品に様々な形態で使われている砂糖。
中世には高級な嗜好品であり、金銀と同じような価値を持っていましたが、18世紀以降量産化が進み、家庭でも普通に消費されるようになりました。 Read more