バイオ医薬品精製用のアガロース担体製品「Praesto™ (プレスト)」を発売します

アガロース担体製品Praesto™

ピュロライト社は2014年10月より、バイオ医薬品精製用のアガロース担体製品「Praesto™ (プレスト)」の販売を開始します。Praesto製品の主なターゲット分野は抗体医薬品の精製で、血漿タンパクの分画などにも利用できます。

このたび販売開始する製品のレンジは「強酸性タイプ」「強塩基性タイプ」「無官能基タイプ」の3種類、粒度タイプは「45μm」「65μm」「90μm」の3種類です。

※ なお、製品の詳細につきましては、10月中旬以降に本ウェブサイトにて、あらためてご案内いたします。

 

アガロース担体について

アガロース担体は非常に高い親水性をもつ多孔体で、適度な物理的剛性と高い化学的安定性を有しています。

高い動的結合容量をもつことから、抗体医薬品の精製用途で圧倒的な市場シェアを獲得しています。

抗体医薬品の製造コストに占める精製工程の割合は大きく、このため精製工程における処理速度の向上 (高流速化) は、製造コストの低減において大きな課題となっています。

こうした高流速化によるコスト低減効果への期待から、近年、処理速度の向上に対する市場ニーズが高まっており、より高い物理的剛性を備え高流速に対応可能な、流速特性に優れた製品が求められています。

 

抗体医薬品について

抗体医薬品はガンや免疫疾患などの治療に利用されるバイオ医薬品です。

これは、病気の原因物質の一部を投与し、特定の抗体を増やすことで治療効果を狙うもので、抗体 (免疫グロブリン) が病原体や異物などの抗原を認識するしくみを利用しています。

抗体医薬品は抗ガン剤のように正常な細胞まで破壊することがないため、副作用が少ないという利点があります。

アガロース担体樹脂「Praesto™ (プレスト)」の詳細につきましては、
お問い合わせフォームからご連絡ください。