PuroliteのPraesto抗体医薬精製用アガロース樹脂「Praesto(プレスト)」が、FDA認可バイオ医薬品の商業生産に採用

2019年11月21日 – 分離、精製および抽出技術用の樹脂メーカーであるPuroliteは本日、アガロース樹脂を母体とするアフィニティークロマトグラフィー用分離剤「Praesto(プレスト)」が、FDA認可バイオ医薬品の商業生産に採用されていることを発表しました。Praestoは、がん、関節リウマチ、認知症、糖尿病の治療を目的とした医薬品の精製に不可欠な技術です。

Purolite Life Sciencesのアガロース部門でグローバルセールスおよびマーケティングディレクターを務めるChris Majorは、次のようにコメントしています。「これはPurolite Life Sciencesにとって主要なマイルストーンであり、当社の樹脂技術がFDA認可の商業製造プロセスでお客様に使用されることを誇りに思います。Praesto製品群の採用はPuroliteの技術的リーダーシップを示すものであり、当社は”ベスト・イン・クラス”のパフォーマンス、短いリードタイム、供給安定性への強いコミットメントによって競合他社との差異化を図っています。近年Puroliteは、独自のジェッティング重合技術による均一粒径ビードの生産能力を倍増するなど、革新的な樹脂の提供に向けた継続的な取り組みとして、1億5,000万ドル以上をグローバル展開プログラムに投資しています。今後も当社は、高性能樹脂に対する顧客の高まる需要に応え続けてまいります。」

英国に拠点を置く世界最大規模の生産能力を持つアガロース樹脂生産工場は開設してから約1年が経過し、均一粒径ビードの生産能力増強に向けた投資を継続しています。本工場の生産能力は年産100,000Lで、年間世界需要の30%に相当します。

【原文・UKサイト】
https://www.purolite.com/life-sciences-news/Praesto-chromatography-resins-move-into-commercial-manufacturing