活性炭に替わる脱色用樹脂
糖液の脱色には粒状活性炭や粉末活性炭が多用されていますが、活性炭から出る微細な炭が処理液中に混合することが免れず、フィルターや珪藻土等でのろ過が欠かせないものとなります。また燃焼再生もコスト負荷の要因となるものです。
ピュロライト社は、そのような活性炭使用時のデメリットを解消しつつ、活性炭同等以上の脱色性能を発揮すべく、イオン交換樹脂や合成吸着剤等を複数混合処理したカスタマイズ品を積極的に開発しています。
カスタマイズ事例:
糖液脱色工程における粒状活性炭代替用カスタマイズ品の検討
- 液固比=3:1 、50°C温浴中で2hr 撹拌した後の吸光度190~600nm スキャン
- 脱色率は420nm 吸光度の減衰率を示す。
粒状活性炭 | Purolite カスタマイズ樹脂 | |
---|---|---|
脱色率 | 60% | 65% |
※活性炭で処理した場合、弊社樹脂で処理した場合と比較して、420nm 以上の長波長側で吸光度が微小に高くなる傾向があり、極微細な炭粒子が流出しているものと推定する。
カスタマイズ品開発:
バッチ法によるスクリーニング
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