課題の解決方法を提案します★リチウム精製プロセス用途向けイオン交換樹脂とキレート樹脂

リチウムは最も軽い金属元素ですが、スマートホンや電気自動車に搭載されるバッテリー、すなわちリチウムイオン電池の製造において最も不可欠な金属で、その需要は指数関数的に増えています。

 

 

塩湖のかん水(アルカリ塩水)と鉱石が主なリチウムの天然資源で、そのほとんどが豪州・チリ・アルゼンチン・中国で採掘・生産されています。また天然資源の乏しいわが国は、いわゆる都市鉱山と呼ばれる回収したリチウムイオン電池を資源として再利用することを促進しています。

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意外と知らない●キレート樹脂の特徴と応用分野

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キレート作用とキレート樹脂

「キレート作用」とは、特異的なイオン交換基を有する分子が、水溶液の金属イオンと強固に結合する現象を言います。

金属と結合する分子を配位子と言い、2つの配位子が金属イオンと結合する様子が、カニがハサミで何かをつかむ様子に似ていることから、カニのハサミを意味するラテン語“Chela”を語源とした言葉です。キレート作用をもつイオン交換基を、母材となる多孔性高分子(直径約0.3~1.4mmの粒径を持つ、ほぼ球状の粒子(ビード))に固定したものを、一般的に「キレート樹脂」と言います。 Read more