課題の解決方法を提案します★水道水の有機フッ素化合物(PFAS)除去に優れた性能を発揮するイオン交換樹脂

課題の解決方法を提案します★水道水の有機フッ素化合物(PFAS)除去に優れた性能を発揮するイオン交換樹脂

水道水や地下水に混入するPFAS

水道水や地下水への混入が問題になっている有機フッ素化合物(PFAS)は、一般的な陰イオン交換樹脂である程度除去できますが、選択性が低く、処理水に除去しきれないPFASが残留する傾向があります。

また活性炭もPFAS除去に適した安価な吸着剤ですが、通水処理が進むと活性炭に微生物が増殖し、微生物がより分子量の大きいPFAS前駆体を分解し、処理水のPFAS濃度を上昇させるといった予想外の現象も発生します。

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課題の解決方法を提案します★リチウム精製プロセス用途向けイオン交換樹脂とキレート樹脂

リチウムは最も軽い金属元素ですが、スマートホンや電気自動車に搭載されるバッテリー、すなわちリチウムイオン電池の製造において最も不可欠な金属で、その需要は指数関数的に増えています。

 

 

塩湖のかん水(アルカリ塩水)と鉱石が主なリチウムの天然資源で、そのほとんどが豪州・チリ・アルゼンチン・中国で採掘・生産されています。また天然資源の乏しいわが国は、いわゆる都市鉱山と呼ばれる回収したリチウムイオン電池を資源として再利用することを促進しています。

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課題の解決方法を提案します★弱塩基性アニオン交換樹脂から溶出する有機物(TOC)について

弱塩基性アニオン交換樹脂から溶出する有機物(TOC)について

純水装置に多用されているイオン交換樹脂は、再生後に素早い水質の立ち上がりが求められ、処理水の水質は主に電気伝導率の連続監視により確認されます。

マクロポーラス型の母材を持つ弱塩基性アニオン交換樹脂は陰イオンの除去性能だけではなく、樹脂そのものから溶出する有機物(全有機炭素、TOC=Total Organic Carbons)も、立ち上がり水質を悪化させるだけではなく、後段装置へ有機物負荷を与えるため、極力低濃度に抑えることが求められます。 Read more

課題の解決方法を提案します★脱塩水・純水装置再生後の素早い水質の立上り

純水装置再生後の素早い水質の立上り

陽イオン交換樹脂、脱炭酸装置、陰イオン交換樹脂を組み合わせた多床塔による純水装置は定期的に再生されます。

短時間に再生を完了させるためには、再生後に採水運転へ切り替える際に素早い装置復帰、すなわち水質の立上りが求められます。これは後段の陰イオン交換樹脂のリンス特性に依存するため、前段の陽イオン交換樹脂と併せて、当社品と各メーカー品のラインを組んで比較試験を実施しました。 Read more